口でとろける赤身、トロ まぐろ丼 お食事処きさらぎ(小山)

下野新聞
2022年7月16日

マグロの切り身で造られた赤い花が皿の上で鮮やかに咲いている。味付けや盛り付けなど料理に関することはほとんど、店主の町田光雄(まちだみつお)さん(67)が行う。

こだわりのメニューが並ぶ中でも、まぐろ丼(1430円)は人気だ。小山市産コシヒカリのご飯に刻みのりと大葉、マグロの赤身、脂の乗ったトロが盛り付けられている。わさびしょうゆを垂らせば、口の中でとろけるようなマグロの食感と爽やかなしょっぱさで、食欲の落ちる暑い季節でも箸が止まらない。

店は妻節子(せつこ)さん(62)と1984年に2人で開業。以前はJR小山駅近くで「割烹(かっぽう)きさらぎ」として営んでいた。2000年に現在の場所に移転。店名を「お食事処きさらぎ」とし、メニューを定食中心に一新した。

光雄さんが手打ちしたそばとミニ丼のセットや、約20センチのエビフライ定食(1760円)も人気という。ランチはコーヒーが無料。また女性と子ども限定でデザートが付いてくる。

「料理はドレッシングまで全部手作り」と光雄さん。節子さんは「私が作るのはデザートのみ。(夫は)全部自分でやらないと気が済まない性格」と笑った。

▼メモ 小山市大行寺342の2。午前11時半~午後2時、午後5~9時。月曜定休。(問)0285・38・2333。