夏の小笠原クルーズ 「にっぽん丸」が父島に上陸 大自然を満喫
上毛新聞
2022年7月4日
世界自然遺産の小笠原諸島に向けて26日出航した「夏の小笠原クルーズ」(上毛新聞社など主催)の大型客船「にっぽん丸」が28日朝、目的地である父島(東京都小笠原村)の二見港に到着した。参加者は青空の下に広がる白浜と透き通るような海に目を奪われた。
客船は接岸できないため漁船に乗り換えて上陸。さっそくウミガメと触れ合ったり、地元料理に舌鼓を打ったりした。ともに太田市の高田友子さん(74)、菊地常代さん(71)姉妹は「感染症拡大で沈んでしまった気持ちが少し晴れた」と話し、足どり軽く海水浴やクルージングを楽しんでいた。
同社の内山充社長・主筆は小笠原村の「公式ウエア」というアロハシャツに身を包んで村役場を訪問。渋谷正昭村長の歓迎を受け、本県と村の縁などについて懇談した。内山社長が前橋市を拠点に同村なども管轄する関東森林管理局の話題を持ち出すと、渋谷村長は「林野庁の関係機関を『前橋』と呼んでいる」とのエピソードを明かした。