3週間ぶり 運行再開 日光の「明智平ロープウェイ」 老朽化した鉄骨を補強

下野新聞
2021年11月21日

 10月29日に運行中のロープウェーが一時停止し、営業を休止していた日光市細尾町の「明智平ロープウェイ」が20日、3週間ぶりに運行を再開した。

 運行会社の日光交通によると、メインロープを支える山麓駅の鉄骨の一部が老朽化で傾き、ロープが本来の位置からずれたことが一時停止の原因という。

 このため同社は営業休止中、追加の鉄骨による補強工事を行った。今後、山頂駅でも同様の補強を行い、緊急時の下山用山道も歩きやすいよう整備する方針。

 同社の福田秀二(ふくだひでじ)索道長(61)は「点検箇所を増やすなど再発防止に努める。安心して利用してほしい」と話している。

 20日は午前9時の始発から通常運行が行われた。岐阜県美濃市、無職市原節三(いちはらせつぞう)さん(71)は「ニュースで知り心配したが、再開してよかった」と話した。

 同ロープウェイは、奥日光のライトアップイベントに合わせて23日まで夜間特別運行を行っている。

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