高原から 静かに冬の足音 奥日光で初霜

下野新聞
2021年10月4日

 奥日光は3日、この秋一番の冷え込みとなり、戦場ケ原(標高1394メートル)で初霜が観測された。長年同所で気象観測を続ける「三本松茶屋」社長鶴巻正男(つるまきまさお)さん(72)が確認した。昨年より3日遅く、例年並み。

 鶴巻さんによると、戦場ケ原では午前6時ごろに気温0度を記録。周辺のササなどにうっすらと霜が付き、男体山の山頂から漏れる朝日に白く照らされた。

 奥日光では紅葉で木々が色付き始めた。鶴巻さんは「竜頭の滝上部は今月中旬にも見頃となるのでは。今年の紅葉にも期待したい」と話した。

 宇都宮地方気象台によると、3日は県内14観測地点のうち奥日光など8地点で今季最低気温となった。

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