《釣り》梅雨の利根川水系 40センチ超バス 水量・水温、状況見極め狙う

茨城新聞
2021年7月11日

6月下旬の梅雨の晴れ間、利根川水系へバス釣りに出掛けた。梅雨の水量増減と水温変化で、バスも居場所が変わる。産卵前と後の個体が交じる季節、状況に合わせた狙い方が釣果につながる。大型バスの情報もあり、いやが上にも期待が高まる。

今回は利根川の南、千葉県側を流れる八間川から始めた。川沿いは全体がおかっぱりポイント。バス釣りの他コイ、ヘラブナなど多くの釣り人でにぎわう人気スポットだ。

まず八間川上流部を探索。ポイントに着くと水門が開いたのか下流へ水が流れていく。取りあえずビックベイト、羽根ものなど表層意識のバスがいないか、周辺を探ってみたが、反応なくノーバイト。

同川につながる水路へ移動。ここで護岸の岸際にエビが見えた。エビ系のワームで攻めるとフォール中30センチ前後のバスがヒットした。しかしその後は納得いくサイズが釣れない。そこで一番下流域へ移動すると、先行者が数人いた。

HPバグとMMZのワームで攻めるが小バスが入れ食い。同川では十分に楽しめたが、サイズ的には不満。車を走らせ神栖、鹿嶋両市から鰐川へ流入する掘割川へ。ここは下流-最上流域まで、護岸、オーバーハング、水門、インレットなど年間を通してバスのストックが豊富なポイントだ。

取りあえず鰐川最上流からスタート。川底が丸見えで、コイを多数確認。上流トンネル部分へ向かうとアングラーと鉢合わせ。聞けばトンネル付近をバスが出入りしてるとのこと。

トンネルの中にOSPのMMZをキャスト。ポイントチェックを続けていると来た、バスだ。40センチ超は確実。緊張しながらも何とかキャッチ。測ると44センチ。その後、下流を歩くと水面に見えバスが何匹か。ルアーを変えながら「食ってくれ」と念じるといきなりヒット。だがランディング寸前に痛恨のばらし。確実に40アップのバスだった。

その後北浦方面に移動。風が強くなり、本湖は波が護岸を打ち始めたので風裏のポイント、北浦の雁通川へ。しかしここではバスを確認できなかった。移動して水門、くいなど攻めるがノーバイトに終始した。

鉾田市高田に移動すると気になる水門を発見。中には水がないが段差にはベイトフィッシュやエビを確認。HPバグをキャストするといきなりバイト。大物の手応えだ。慎重にランディング、見事キャッチ。またもや44センチの良型に歓声を上げた。(上州屋牛久店・宇佐美聖)

鉾田市高田、北浦のシャローでキャッチした44センチのバス

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