アユ釣り、季節到来 茨城県内の主要河川で解禁

茨城新聞
2021年6月2日

久慈川や大北川、那珂川など茨城県内の主要河川で1日、アユ釣りが解禁された。毎年多くの愛好家でにぎわう大子町の久慈川は前夜の雨で水量が増え、流れが濁るあいにくのスタートとなった。その他支流の解禁は7月1日。

同町大子のやな場周辺では濁りを見て、午前5時の解禁前に諦めて帰る姿が見られる一方、水が澄むのを期待してさおを延ばした釣り人もいた。総じて釣果は伸びず、17、18センチ4匹が最高だった。

久慈川漁業協同組合の高杉則行組合長(74)は「(藻類を食べた)はみ跡も見られ、アユは確かにいる。水が澄めば釣果が期待できる。7月になれば天然物が掛かるサイズに成長するので楽しみ」と話した。

同町下野宮の下野宮橋下流のポイントで、2時間半粘ったひたちなか市の男性(69)は「毎年来ているが今日は駄目。出直しだ」と苦笑いで早めに切り上げた。

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