日光街道の道歩き 「御道印」2種作成 古河出身・小太刀さん
茨城新聞
2021年5月18日
古河市出身のデザイナー、小太刀御禄(こだちみろく)さん(34)が、旧日光街道の道歩きを市民に促そうとオリジナルの「御道印(ごどういん)」を作成した。「古河宿」「中田宿」の2種類があり、市内4カ所で販売。小太刀さんは「コロナ禍で外出が制限される中、道歩きを楽しみながら地域の歴史的な街道を再確認するきっかけにしてもらいたい」と話している。
御道印は、はがきほどの大きさの紙に「日光街道」の筆文字と古河藩主の土井氏の家紋などを描いた。小太刀さんは藩主・土井利位と家老・鷹見泉石を投影したネコ型キャラクター「こがにゃんこ」の作者で、家紋の中心には猫の肉球が描かれている。
「古河宿」のイラストは朱色で、右下の同キャラクターに花火やハナモモなど同市の名物を加えた。「中田宿」は緑色で、江戸時代に街道沿いにあった松並木をイメージした。
江戸時代の通行手形を元に着想し、今後は日光東街道など種類を増やしていく方針。コロナ収束後をにらみ、道歩きや街巡りの機運を高めて、地域活性化につなげることを狙った。
販売場所は「古河宿」がお休み処坂長、洋装店「ノエル」、レストラン「サンローゼ」の古河駅西口3カ所。「中田宿」はサカカンカフェ(同市中田)。1枚300円(税込み)。
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