牛久市、ウェブで美術展 茨城県内作家55人200点公開
新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、多くの人に美術に触れてもらおうと、牛久市は、特設ホームページ(HP)上で、茨城県内作家の美術作品を広く紹介する特別企画「作家の足跡」を開催すると発表した。市が毎年、市中央生涯学習センター(同市柏田町)で開催していた「うしく現代美術展」が中止となったため、代替として企画した。絵画や彫刻、陶芸など、55人約200点の作品を公開している。
同美術展は、市内や近隣市町村で活動する約50~60人の作家の絵画や書、立体作品など多彩な芸術が一堂に会する展覧会。1995年を初回に、これまで25回開催していた。会場には市内外から約4千人が訪れる美術展だったが、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止を決めた。
同企画は、同美術展の中止に伴い、市民らが美術作品に親しむ機会を創出しようと企画した。特設HPに、過去3年間で同美術展に出展した県内で活動する作家55人の作品を掲載。過去の出展作品や作家の代表作など、1人当たり最大4点を画像や写真で紹介する。
同美術展実行委員会の委員長を務める千葉大教育学部の後藤雅宣教授は「ウェブではたくさんの作品を見てもらうことが可能だ。作家の理念や考え方などを感じてほしい」と話した。
HPアドレスはhttps://genbi.sakura.ne.jp/ushiku-genbi2020/