群馬県庁32階カフェに大和屋 10月中旬オープン 夜は酒類提供
上毛新聞
2020年8月25日
県庁32階に整備するカフェについて、群馬県は20日、運営事業者としてコーヒー製造販売の大和屋(高崎市筑縄町、平湯聡社長)を選定したと発表した。県内企業と協力したメニュー開発や、県内企業のスイーツの期間限定販売といった地域の活性化につながる提案が評価された。
コーヒーなどの飲み物や軽食に加え、夜間は酒類も提供する。誰でも利用できるソファやテーブルを各所に置き、飲食ができるようにする。今月中に軽食を調理できる厨房(ちゅうぼう)などの設備工事を始め、10月中旬にカフェを開設する計画。
32階には、4月に動画・放送スタジオ「ツルノス」を開設済み。多分野の人材が集まり、新ビジネス創出や地域課題の解決につなげる「イノベーション・ハブ」も整備する。
カフェ運営者の選定では、これら施設との効果的な連携につながる提案を募集。6社の応募があり、書類やプレゼンテーションの審査を経て大和屋に決定した。
創業40周年だという大和屋は「県民が自信を持って県内外に薦められるカフェにしたい」と力を込めた。