陶磁や書、多様な技 茨城県陶芸美術館セレクション展 県代表作家4分野44点
茨城新聞
2020年6月16日
茨城県美術展覧会(能島征二会長)と県が主催する2020年度「茨城の美術セレクション」展が28日まで、笠間市笠間の県陶芸美術館で開かれている。工芸美術、書、写真、デザインの4分野で、現在の茨城を代表する作家たちの近年の代表作44点が一堂に展示されている。
同展は、県近代美術館で今年1~2月に開催された「第11回現代茨城作家美術展(現美展)」の出品作のうち97点を、笠間、つくば(7月7~19日)、筑西(12月5~20日)の3会場に振り分けて紹介する。
笠間会場では、工芸美術の作品が最も多くを占め、陶磁や染織などの多様な技と表現が繰り広げられ、書では漢詩の境地を練達の線に込めた作品、写真では現実の光景を絶妙に切り取り芸術性を持たせた作品、デザインでは回転ずしが流れていく場面に人生の無常を重ねた面白みのある作品などがある。
入場無料。同館では新型コロナウイルス対策として、入館者にマスク着用を呼び掛けている。
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