ミツマタ開花 茂木 妖精の森で開山祭 見頃は10日過ぎ
下野新聞
2020年3月9日
【茂木】幻想的な景観が「妖精の森」とも呼ばれる人気の焼森山山麓のミツマタ群生地でミツマタが開花。7日、群生地を守り育てる活動に取り組んでいる地元の焼森山ミツマタ保全協議会やさかがわ協議会の会員、古口達也(こぐちたつや)町長のほか町職員ら約35人が参加し現地で開山祭が行われた。
約7千平方メートルの杉林の谷には、3~4センチに丸く密集し黄色い愛らしい花を付けるミツマタ約7500本が密生。3~4月に独特の幻想的な景観が出現する。現在は一分咲きほどで、町観光協会によると、見頃は10日過ぎからという。
開山祭は、群生地近くにあり雷神の伝説が残る雷神穴の下に地元の力で「焼森山雷神神社」のお宮と鳥居ができ、参道が整備されたことから、その遷座祭と併せて行われた。古口町長が祝意を伝え、来賓の上野通子(うえのみちこ)参院議員、山形修治(やまがたしゅうじ)県議も祝辞を述べた。
焼森山ミツマタ保全協議会の谷中裕一(やなかひろいち)会長(73)は「ここは深山幽谷の趣がある。コロナウイルス騒動ですさんだ心を癒やしに来てほしい。花が一番いいのは彼岸ごろ」と話した。
(問)町観光協会0285・63・5644。