真岡「道の駅」新装オープン イチ(ゴ)押し! スイーツ新商品/新鮮野菜も充実
【真岡】農産物販売施設の二宮尊徳(にのみやそんとく)物産館を全面改修した久下田の道の駅にのみやが7日、リニューアルオープンした。新型コロナウイルス対策を考慮し、記念式典は石坂真一(いしざかしんいち)市長の式辞からテープカットまで15分程度に簡素化した。引き続き関係者向けの内覧会が開かれ、「生産地日本一」のイチゴを使ったスイーツの新商品や地元産の新鮮野菜など品ぞろえも豊富になった物産館の完成を祝った。
新物産館は木造2階建てで延べ床面積805平方メートル。従来より3倍の広さになった。館内は吹き抜けで開放感のある空間を演出し、明るさを取り入れるため西面を全てガラス張りとしたほか、日本の伝統工芸である「組子細工」をデザインしたパネルも組み込んだ。市が昨夏から整備し総事業費は約2億8千万円。
館内では、これまでも一番人気だった「いちごのプレミアムロールケーキ」(税込み1千円)のほか、地元産のとちおとめをふんだんに使った「いちごクロワッサン」や「いちごデニッシュ」(各250円)といった新商品を販売。
真岡産のイチゴや各種農産物、土産品などの品数を充実させ、旬の野菜を用いた定食などの提供と食事をしなくてもくつろげる休憩スペースを兼ねた「おもてなし広場」も備えた。
式典で石坂市長は「本来なら盛大なリニューアルオープンとしたかったが、新型コロナウイルス対策もあり簡素化して開催することにした。道の駅が多くの皆さんに愛されることを期待したい」とあいさつした。
地元の寿多町区長を務める久下田、田中弘善(たなかひろよし)さん(73)は「外観が素晴らしく、商品も充実している。地域の活性化にもつながると思う」と笑顔を見せた。
物産館の営業時間は午前9時~午後6時。毎月第3火曜定休(今月は休みなし)。(問)同道の駅0285・73・1110。
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