「地域の花」咲く里山 宇都宮・キバナコスモス
下野新聞
2019年8月26日
宇都宮市長岡町の宇都宮美術館南の畑で、鮮やかな黄色のキバナコスモスが見頃を迎えた。
コスモス畑は約20年前の美術館オープン時、同所、農業鈴木康夫(すずきやすお)さん(83)が、来館者に自然が豊かな里山の景観を知ってほしいと、自らのソバ畑を転換した。現在は地域の人と手を携え6月に種をまく。
美術館駐車場から南に約600メートル森林の中を歩くと、約3500平方メートルのコスモス畑が開ける。今年は猛暑の影響か例年より開花が5日ほど遅く、花は9月半ばまで楽しめそうという。
明るい日差しの中のキバナコスモスをカメラに収めようとする写真ファンや、花を見に訪れた美術館来館者の姿が見られた。鈴木さんは「市中心部に近い里山の景観と、きれいに咲いたコスモスを見に来てほしい」と話した。