スカイマーク 茨城-神戸、3便に 茨城空港 8月から1往復増

茨城新聞
2019年7月6日

スカイマークが検討していた茨城空港(小美玉市)-神戸空港(神戸市)間の増便について、同社は5日、8月1日から1日1便増やし計3便とすると発表した。増便対象となるのは日中の時間帯で、現行の朝、夜便に加わることで同区間の利便性がより高まることになる。県空港対策課は「念願の3便化がかない、感謝申し上げたい」と歓迎している。

増便となるのは神戸正午発、茨城午後1時55分発の1往復。神戸空港の発着回数を規制緩和する方針が5月に決まり、搭乗率の高い茨城空港に発着枠が割り当てられることが決まった。同区間は関西方面に向かう空路として、時季によって予約が取りにくくなる人気路線として定着している。

県空港対策課によると、茨城-神戸の3便化は過去に2016年2~3月、同12月~17年3月の2回実施されたが、同社の機材繰りなどを理由にいずれも短期間で終了していた。県は知事のトップセールスなどを通し同社に増便を要望していたという。

茨城空港は18年度、過去最高の利用者76万人を達成、このうち国内線の59万人は同社のみ運航する定期4路線が大きく寄与している。同課は「スカイ社の安定的で定時性の高い運航が76万人につながった」としており、茨城空港のさらなる利用者増に期待を寄せた。 

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