たおやかに淡く青く 栃木の太平山 アジサイ見頃
下野新聞
2019年6月24日
アジサイの名所として知られる栃木市平井町の太平山県立自然公園で、アジサイが見頃を迎えている。22日は青や紫、ピンク色の鮮やかな花々が見物客の目を楽しませていた。
園内にある太平山神社の表参道は約1千段の石段が続き、「あじさい坂」と呼ばれている。セイヨウアジサイやガクアジサイ、ヤマアジサイなど約2500株が咲き誇り、例年7万人程度が訪れる。今年もボランティアが枝切りや清掃など準備を進めてきた。
同市観光振興課によると、今月初旬から花を付け始め、現在から今月末までが見頃。30日までは「あじさいまつり」が開かれ、栃木西中の生徒による観光案内や「シャッター押し隊」による撮影サポートなども行われている。
宇都宮市みどり野町、吉田清(よしだきよし)さん(75)は「15年ほど前から通っているが、花数はここ数年で一番多い。神秘的な雰囲気が漂い、別世界に来たようだ」と目を細めた。