八木節まつり染める 捺染業の平賢がオリジナル手拭い
上毛新聞
2019年6月20日
桐生八木節まつり(8月2~4日)に向け、桐生市境野町の捺染業、平賢(平田伸市郎社長)は18日、オリジナル手拭いの生産を始めた。熟練の職人が26メートルの捺染台に張られた白い綿布に向かい作業を進めている=写真。
今年の色は赤と紺、ベージュとグリーンの2種類。縦35センチ、横93センチの手拭いの中心にやぐらに見立てた「祭」の文字をあしらった。
「祭」の周りには桐生八木節音頭の歌詞が、幾重にも重なる踊りの輪のように染められている。祭を中心に交差する縦の線は市街地を南北に走る本町通り、横の線は東西に走る末広通りで、いずれも「桐生」の角字で表現した。
デザインした専務の小山哲平さん(35)は「桐生八木節まつりを子どもたちに受け継いでいってもらいたい」と話している。
手拭いは1200円(各100枚限定)。7月6日からJR桐生駅構内の「桐生観光物産館わたらせ」などで販売する。問い合わせは平賢(電話0277-44-7570)へ。