尾瀬シーズンイン 山の鼻ビジターセンター開所 片品

上毛新聞
2019年5月15日

 尾瀬国立公園の尾瀬ケ原周辺の情報発信や自然保護活動の拠点となる「尾瀬山の鼻ビジターセンター」の開所式が14日、片品村の同センター前で行われた。関係者30人が入山シーズン到来を祝った。

 小川浩司所長は「入山者が減少する中、安全の確保と情報提供に努め、入山者増加につなげたい」と決意を新たにした。尾瀬ボランティアがハーモニカと草笛を演奏した。

 広島県から訪れた松浦裕士さん(66)と妻の美智子さん(62)は「ミズバショウが少し咲いていて、かわいらしかった」と話した。

 尾瀬保護財団によると、残雪が多いことから、木道を歩いてミズバショウを楽しめるのは6月上旬になる見込み。山開きは4日に新潟県魚沼市で行われる。