アーツにウッドデッキ設置　YKK APの地域貢献で

　前橋市は29日、アーツ前橋にオープンカフェスペースの設置が完了したと発表した。民間活力により都市の魅力を高める事業として、市が「YKK AP」（東京都千代田区、堀秀充社長）の提案を受け、ウッドデッキを共同で設けた。市は「くつろぎの空間として利用してほしい」としている。

　ウッドデッキはアーツ西側の千代田通りに面した公開空地に設けた。長さ11.5メートル、幅1.4メートルで、椅子とテーブルも置いている。アーツ内のカフェ「ロブソンコーヒー」とガラスを挟んで一体的なスペースとなるが、店の客でなくても休憩などに利用できる。

　同社が前橋に事業所を設けて50年以上となることから、地域貢献の一環として提案した。事業費150万円のうち同社が90万円を負担した。

　堀社長は「街のにぎわいを生む一助になればうれしい」と話した。