新年準備、ミニ門松作り 石岡
茨城新聞
2018年12月16日
正月に家の床の間や玄関、お店のカウンターなどに飾るミニ門松。県内で唯一「ミニ門松」を製作している石岡市高浜の工芸物産で、高さ25~30センチのミニ門松作りが佳境に入っている。
福田弘代表(78)と次男の哲也さん(45)ら3人が11月下旬から竹の洗浄を始め、地元産の青竹をほぼ同じ太さに切断。その後飾り付け作業を行う。竹を斜めに切る作業は熟練の技を発揮する。今年は約1500個を製作し、東京市場を中心に出荷している。
哲也さんは「今年は天候の影響で例年より1週間から10日遅れて作業に入ったので、毎日が忙しい。室内に飾って正月気分を味わって良い年を迎えてほしい」と話した。福田代表は「地元の材料を製品化した地場産業をたくさんの人に知ってもらいたい。今後も日本の伝統文化を伝えていきたい」と笑顔を見せた。
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