「余熱」で育てたマンゴー上出来  那珂川で収穫ピーク

下野新聞
2018年7月5日

民間企業のチップボイラー余熱を利用して育てたマンゴーが、夏本番を迎えた那珂川町松野のビニールハウスで収穫の最盛期を迎えている。

循環型社会の実現を目指す同町地域資源活用協同組合理事の同町小川、木材業鈴木栄子(すずきえいこ)さん(56)らが栽培に取り組み「なかよしマンゴー」の商品名で2年前から出荷している。

約1300平方メートルのハウス内は現在、アーウィンなど6品種計150本を栽培。今年は例年よりも10日ほど成長が早いという。

4日は鈴木さんらが、たわわに実り赤く色づいたマンゴーを1個ずつ丁寧に採った。今年は昨年を上回る約2千個の収穫を見込む。

鈴木さんは「色や形が良くて、味も濃厚なマンゴーができた」と話す。予約販売のほか、同町谷田の交流型直売施設「あかねてらす」でも販売するという。

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