《釣り》涸沼のハゼ、楽しもう 茨城町・広浦公園 秋の定番、家族で手軽に

茨城新聞
2023年10月21日

秋の訪れを感じる9月中旬、茨城県茨城町の涸沼・広浦公園キャンプ場へ秋の釣りの定番「ハゼ釣り」に行ってきた。秋にシーズンを迎えるハゼ釣りは、子どもから大人まで手軽に楽しめるファミリーフィッシングとして最適な釣りである。

手軽ではあるが、実際にやってみると腕の差が歴然と出るため、ベテランの釣り師さえも魅了してしまう。釣り方は大きく二つ。のべざおでシンプルに狙うか、スピニング専用タックルで沖を狙うかの二択である。

今回の釣り場は遠浅のポイントになるため、スピニングタックルを選択した。手前にゴロタや岩場などハゼが隠れすむような場所では、のべざおで手前を探る方がいいだろう。

今回用意したライン、スイベルなどの仕掛け

さおは2メートル程度のバス釣りに使用するロッド。リールはスピニングリール3000番にナイロンライン3号を巻いたものを使用した。仕掛けはハゼ専用スイベルに、ハゼ針5~7号を釣れるハゼの大きさに合わせて用意した。

初心者は糸が絡みにくいてんびん仕掛けの方がいいかもしれない。餌はアオイソメが定番ではあるが、それよりも細く短いジャリメがハゼの口にちょうどよく、個人的にはこちらを薦めたい。

当日は昼前にポイントへ到着し、準備をして、第1投で約15センチの良型のハゼが釣れた。幸先のいいスタートだったが、お昼が潮止まりということもあり、ハゼの食い自体は渋い状況。少し遠くへ投げて、少しずつリールを巻いて探りながら、ポツポツと拾っていった。

 

3時間ほどで30匹は上々の釣果だった

状況が変わってきたのは潮が動き出した午後1時過ぎごろ。海の魚ということもあり、ハゼの食いが徐々に上がり、いいときには5匹、6匹と連続して揚げることもできた。

状況がいいときほど、置きざおでハゼのアタリを待つより、ロッドを上下にアクションして誘いをかけたい。ハゼに餌の存在をアピールした方がよく、数を釣れる。午後3時ごろに潮の動きが止まると、ハゼのアタリもぱたりと止まったので、この日は終了。

実釣3時間ほどで30匹を釣ることができた。釣れたハゼをから揚げにしておいしくいただいた。皆さんもハゼ釣りに行ってみてはいかがだろう。(キャスティングつくば店・中村勇人)