霞ケ浦 帆引き船PR 茨城・土浦 展示ブース開設祝う

茨城新聞
2023年9月8日

霞ケ浦の風物詩、帆引き船をPRする展示ブースが、茨城県土浦市真鍋新町のショッピングセンター「土浦ピアタウン」にお目見えした。開設式典が1日開かれ、関係3市の出席者らがテープカットして新たな広報拠点の開設を祝った。

展示ブースは「霞ケ浦帆引き船・帆引き網漁法保存会」(同県かすみがうら市、戸田広会長)が、スーパーのカスミが核テナントとなっている施設の1階にオープン。帆引き船の写真コンテストの出品作をはじめ、模型や解説文が並ぶ。式典で戸田会長は「店舗の空きスペースを癒やしの場や休憩場所に、とひらめいた。写真コンテストの作品を本格的に置く所をつくりたかった」と話した。

かすみがうら市の宮嶋謙市長は「歴史と観光に加え、環境の視点でも霞ケ浦の魅力を発信できる」、土浦市の安藤真理子市長は「霞ケ浦は私たちの宝。一緒にPRし盛り上げていきたい」、同県行方市の鈴木周也市長は「船は県内の木材を使っている。山と海をつなぐ伝統文化を残していきたい」と、それぞれ祝辞を述べた。

開設時間は午前9時~午後5時。入場無料。物販はないが、定期的に展示替えを行う予定。隣接するつくだ煮製造販売「出羽屋」でワカサギなどの加工品が購入できる。