「有吉の壁」の舞台にも 栃木・宇都宮で最も有名な商店街「オリオン通り」って、どんなところ?

2023年5月24日

栃木県の県庁所在地、宇都宮市で最も有名な商店街といえば「オリオン通り」。24日放送の「有吉の壁」(日本テレビ系) の「栃木の壁をまた越えろ!2時間SP」ではお笑い芸人が渾身のネタを披露する舞台になるなど、たびたび映画やテレビのロケ地としても登場する。

栃木県民なら誰もが知っているオリオン通りだが、その歴史や名称の由来は意外とよく知られていない。オリオン通りとはいったい、どんなところなのだろうか。

■オリオン通りの歴史は?

オリオン通り商店街は戦後間もなくの1948年、任意組織として発足した。

商店街は東武宇都宮百貨店前~バンバ通りとの交差点までの全長約500メートル。現在は宇都宮オリオン通り商店街振興組合オリオン通り曲師町商業協同組合の二つの組織によって運営されている。

商店街のシンボルにもなったネオンアーチは1954年に設置され、1967年には全長280メートルに渡る県内初の全蓋アーケードが建設された。

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■名称の由来は?

発足時の任意組織が一条町、江野町、曲師町の3町にまたがることから、中央に三つの星が並ぶ「オリオン座」にちなんで「オリオン通り」と名付けられた。

現在使われている振興組合のロゴマークにも、三つの星があしらわれている。

■どんなお店があるの?

オリオン通りには居酒屋やカフェ、時計店、衣料品店など100店舗近くが軒を連ねる。

昔ながらのカレーライスを味わえるのは老舗の「カレーショップフジ」。ほかに1906年創業の八百屋「八百藤」など長年親しまれる名物店も多い。

5月には屋内型の屋台村「夜市横丁」がオープン。佐野ラーメン、おでん、串焼き、お好み焼きなど12の飲食店が営業を開始した。

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■宇都宮餃子のお店は?

宇都宮といえば「餃子」があまりにも有名だが、実はオリオン通りに専門店はさほど多くない。

餃子専門店は市内中心部などに点在していて、有名店「みんみん」の本店、「正嗣」の宮島町本店などが立ち並ぶ「餃子通り」は、オリオン通りから数百メートルほど北東に離れている。

オリオン通りからほど近い「MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮」の地下1階には、宇都宮餃子会が運営する「来らっせ」本店があり、加盟人気店の餃子を一度に楽しめる。

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■どんな作品を撮影?

東京から近く、受け入れ態勢が整っていることから、オリオン通りは映画やドラマ、バラエティー番組などのロケによく登場している。

これまで、映画「極主夫道ザ・シネマ」、「臨場 劇場版」などのロケ地になったほか、戸田恵梨香さん、永野芽郁さん主演のドラマ「ハコヅメ」(日本テレビ系)では捕物劇の舞台となり、SNSでも話題になった。

2006年にファッションビル「109宇都宮」の跡地に整備されたの市民広場「オリオンスクエア」では、自転車ロードレースの国際大会「ジャパンカップ」の前夜祭や、北関東最大級のアニメフェスなども開かれ、県内外から多くの人が集う。

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