茨城・土浦花火、11月4日 実行委決定 桟敷席2000円値上げ
茨城新聞
2023年5月22日
「日本三大花火大会」の一つ、土浦全国花火競技大会の実行委員会は今秋の大会を11月4日に開くことを決めた。物価高などの影響で開催経費がかさむことから、有料席を値上げする方針も決定した。桟敷席(1升4人)は2千円上げ、前回の2万2千円から2万4千円になる。
荒天の場合は翌5日か、翌々週の18日に延期する。11、12日は県内で全国育樹祭があるため、延期日として設定しない。
新型コロナウイルス対策は、飲食業者の出店規制や消毒、検温などを緩和するものの、有料席数の設定は基本的に前回を踏襲する。前回は桟敷席の定員を従来の3分の2に制限し、無料観覧席を有料いす席に変更。有料観覧エリアの人数は半分以下の約3万5200人に絞っていた。
近年の物価高のあおりで火薬の価格や警備費などの支出が増えると予想。これを受け予算は約1850万円膨らむと見込み、有料席の値上げで賄う方針だ。
実行委会長の安藤真理子土浦市長は「歴史と伝統を継承し、日本一の花火大会を目指す。煙火業者の振興も図りたい」と話した。