栃木と群馬を結ぶ「金精道路」で開通式　待ちわびた車、車… 奥日光に春の訪れ

栃木県奥日光と群馬県を結ぶ国道120号の金精道路（17.6キロ）で25日正午、冬季閉鎖が解除された。開通前には81台の乗用車などが列をなし、地元関係者らは春の訪れを祝った。

日光市観光協会と奥日光湯元温泉旅館協同組合が主催する開通式には、行政や観光関係者らが出席。道路を管理する県日光土木事務所の松本茂所長は「金精道路は広域の観光ルート、人や物の移動ルートとして社会や経済、地域を支える重要な施設。今後も適切な道路管理に努める」とあいさつした。

その後、テープカットが行われ、通り初めしようと集まったドライバーらに先着で記念品が贈られた。

車列の先頭で開通を待った宇都宮市、板子美智男さん（64）は「自分の中で開通式が毎年の恒例となっている。今回は１番になれてちょっぴりうれしい」と笑顔で話した。