《茨ぱん(ibapan)》食パン ル・クール(茨城・牛久市) 耳までもっちり食感

茨城新聞
2023年3月7日

「ル・クール」(茨城県牛久市)は住宅街の一角にある一軒家が店舗。店内には、菓子パンから総菜パンまで、50~60種類がずらりと並ぶ。

数ある中でも、店主の磯崎光由さん(47)が力を入れるのが「ル・クールの食パン」(1斤302円)。パサパサしがちな耳までもっちり、ふんわりとした食感を目指し、何度も試作を重ねた末に完成させた。「お客さんに『耳までおいしい』と言ってもらえると、思いが通じたようでうれしい」と話す。

小さい頃からパンが好きで、高校卒業後、茨城県内の大手パン屋に就職。16年間勤務した後に独立し、2010年3月末に自身の店を構えた。作り手によって味が左右されず、安定しておいしいパンを提供するため、計量から仕込み、焼き上げまで1人で担う。そのため午前3時半から厨房に立つが、パンが焼きそろうのは同11時ごろ。「選ぶ楽しさを感じてもらいたい」と種類豊富なパンを用意する。

食パンのほか、皮はパリっと、中はもちっとしたフランスパンの「バタール」(216円)や、バターの風味ときび砂糖のほのかな甘みが感じられる「国産小麦のクロワッサン」(183円)も磯崎さんのお薦めだ。

茨城県牛久市ひたち野東5の34の20
定休は月曜、第1、3、5日曜
営業時間は午前8時~売り切れ次第終了。
(電)029(875)5650
食パンは午前10時半ごろ、バタールは同10時ごろ、クロワッサンは開店時からそれぞれ販売。