真田忍者になって謎を解け! 街歩きの新アトラクション登場 群馬・東吾妻町の「にんぱく」
戦国大名、真田氏の拠点となった岩櫃城跡にちなんだ忍者道具の展示と体験施設「岩櫃真田忍者ミュージアム(にんぱく)」(東吾妻町原町)は、原町エリアの街歩きをしながら忍者の気分で謎解きをして、任務をこなす新アトラクション「吾妻真田忍記」を導入した。新たな目玉の一つとして誘客につなげる。
参加者が指定地点にたどり着くと、位置情報と連動した専用アプリが入ったスマートフォン(スマホ)から、音声と映像で謎解きの指示やヒントが流れる仕組み。歴史的スポットなどを巡ったり、暗号を解読したりすることで忍びへの理解を深めることができる。
アトラクションは参加者が忍者となり、大坂城で頑張る主君の幸村に兵糧丸を送る任務。スマホと「忍務書」を手に1時間ほど街中を巡りながら、謎解きをしていく。
任務を完了すると、日本忍者協議会公認の「忍道3級」がもらえる。
にんぱくを運営する合同会社「岩櫃城忍びの乱」(同所、斎藤貴史代表社員)が企画し、文化庁の「観光再開・拡大に向けた文化観光コンテンツの充実事業」に採択された「吾妻忍者アカデミー」事業の一環。情報通信技術(ICT)を活用し、観光客に忍者の知識や技術を学んでもらう。
道中では忍びに関連する豆知識が音声で流れる。忍びの乱のデジタル担当、森下明日香さんは「歴史や忍者好きに〝刺さる〟内容。大人も十分楽しめる」とアピールしている。
にんぱくは午前10時~午後4時。火、水、木曜休館。アトラクションは1人3千円。専用スマホを貸し出す。体調の優れない人、歩行が難しい人は参加できない。1日当たり12人ほど受け付け、事前予約がお薦め。予約・詳細はにんぱくのホームページへ。