北茨城 あんこう料理、一堂に 12日、サミット 全国から23団体
全国各地のあんこう鍋などが一堂に集まる食の祭典「全国あんこうサミット」が12日、茨城県北茨城市関南町仁井田の市漁業歴史資料館「よう・そろー」で開かれる。新型コロナウイルスの影響で、3年ぶりの開催。同市を含む全国7市村から23団体が、特色あるあんこう料理を提供する。同実行委主催。
サミットは2014年から始まり、今回で7回目。あんこう料理のおいしさを全国に発信し、地域活性化につなげることが狙い。北は山形県鶴岡市、南は山口県下関市から出店。地元の北茨城市からは飲食店や旅館・民宿、水産加工事業者らによるあんこう鍋やどぶ汁などが並ぶ。
このほか唐揚げや押しずし、あん肝入り釜飯といった料理や、地元旅館と茨城キリスト教大の学生が共同開発した肝油入りどら焼き風ベビーカステラも販売する。
あんこう料理のほか、県内外の21団体が出店し、地元グルメや特産品の提供など行う。会場では、いばらき大使の安達勇人さんの音楽ライブ(午前11時、午後1時50分)や東京芸術大学生のみこしパフォーマンス(午前11時50分)、あんこうつるし切り実演(午後0時半)などを予定する。
市商工観光課の担当者は「3年ぶりの開催で、さまざまなあんこうの味を楽しんでほしい。イベントの空気を味わって」と呼びかけた。
サミットは午前9時半~午後3時。雨天決行、荒天中止。問い合せは市観光協会(電)0293(43)1111。