コロナ下、熟考の作品90点 春の院展、さくらで開幕
下野新聞
2022年10月16日
第77回春の院展栃木展(さくら市ミュージアム-荒井寛方(あらいかんぽう)記念館、日本美術院主催、下野新聞社共催)が15日、さくら市氏家の同館で始まった。11月20日まで。
入選305点のうち90点を紹介している。本県関係では同人の岸野香(きしのかおり)さん(日光市出身)をはじめ、初入選の遠藤沙織(えんどうさおり)さん(足利市)のほか、荒井孝(あらいたかし)さん(宇都宮市)や杉山寒月(すぎやまかんげつ)さん(同)、窪井裕美(くぼいひろみ)さん(さくら市出身)ら常連も見られる。
大木礼子(おおきれいこ)副館長は「コロナ禍が3年目になり、作家が熟考しながら作品に反映させたものが多い。本物の素晴らしさを間近で感じてほしい」と来館を促す。
午前9時~午後5時。入館料は一般600円、高校、大学生400円、小中学生200円。休館日は月曜日と今月18日、11月4日。(問)同館028・682・7123。