「神徳が宿っている玉」を集めながら群馬の魅力を感じて 若手神職が県内神社を巡る企画を開始
神社や周辺地域の魅力を知ってもらおうと、群馬県内7神社の若手神職でつくる「上州神玉実行委員会」が、各神社を巡って七つの「神玉」を集める独自企画を始めた。参拝時に周辺を散策しやすいように、各神社周辺のグルメ情報などを紹介する「上州神社巡り観光マップ」も用意した。
7神社は前橋東照宮(前橋市大手町)、伊勢崎神社(伊勢崎市本町)、進雄神社(高崎市柴崎町)、榛名神社(沼田市榛名町)、中之嶽神社(下仁田町上小坂)、富士浅間神社(藤岡市藤岡)、貴船神社(みどり市大間々町)。
企画は大願成就を祈って神社を巡拝する風習にちなみ、参拝者に「神徳が宿っている」(実行委担当者)という直径1・5センチほどの神玉を七つ集めてもらう。7神社のシンボルや社紋が一つずつデザインされており、各神社で一つ500円で入手できる。集めた七つの神玉を飾ることができる専用ケースも用意した。
観光マップは各神社の歴史のほか、地域を巡りやすいように周辺の観光地や飲食店などをまとめている。9月から各神社や掲載店舗で無料配布を始めた。限定1万部としている。
各神社で禰宜(ねぎ)などを務める若手が5月ごろから話し合い、実現に向けて取り組んできた。伊勢崎神社の禰宜を務める斎藤宏平さん(35)は「巡拝と観光をマイペースで楽しんでほしい」と話している。
問い合わせは前橋東照宮内の同実行委事務局(電話027・231・2031)へ。