着ぐるみを猛獣にみたて、迫真の捕獲訓練 宇都宮動物園
下野新聞
2016年9月2日
「群馬サファリパーク」で8月、従業員がクマにかみつかれ死亡したことを踏まえ、宇都宮市上金井町の宇都宮動物園は「防災の日」の1日、宇都宮中央署と合同で、園内のおりから逃げた猛獣を捕まえる「猛獣捕獲訓練」を行った。
警察と合同での実施は昨年に続き2回目。園の飼育担当者や署員、徳次郎保育園の園児ら計約35人が参加した。地震でおりが倒壊しトラが逃げ出したとの想定で、動物園職員が着ぐるみでトラを演じた。
訓練では職員がトラが逃げ出したのを見つけ、110番。別の職員が保育園児らを動物園外に逃げるよう誘導した。トラックなど車3台でトラの逃げ道をふさぎ、麻酔銃を発射。トラを眠らせ、網で捕獲した。
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