稲わら素材のアート完成 鹿沼・中粟野地区 文星芸大と地域が連携

下野新聞
2016年1月28日

 【鹿沼】中粟野の遊の郷直売所南側の休耕田に、稲わらで囲った円形空間のある大形アート作品が誕生した。昨年9月末から中・入粟野むらづくり推進協議会と文星芸術大が協働で「稲わらアートプロジェクト」を展開、学生が「稲わらを素材に表現(アート)を考える」というテーマで制作、27日に最終の飾り付けを行い完成した。同大美術学部の吉田利雄(よしだとしお)准教授(49)は「中に入ってわら遊びやわらの柔らかさなどを直接感じてほしい」と話している。

 県の若者提案型協働プロジェクトとして実施され、中山間地で地域と学生らの若者が連携した活動を行うことで集落の活性化を図ることが目的。昔から身近な素材として生活の中にあった稲わらを視覚、触覚、嗅覚で体験し記憶や感性に訴えることを狙いとした。

 同協議会のメンバーが材料となる稲わら、骨組みとなる竹を提供。同大の教職履修学生を中心に約30人が取り組んだ。直径10メートル、高さ約2メートルで、火山の火口にみられるカルデラのような形状。内部には、しめ縄作りの工法で直径3メートルの円座を編み、さらに学生が思い思いに作った鳥などのわら細工を周囲に飾り付けた。

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