さる年ウッキウキ 猿ケ京、ゆかりの寺社 えと効果期待お得プランも

上毛新聞
2016年1月7日

今年のえと「さる」にちなみ、サルゆかりの県内各所が活気づいている。名称に猿の文字が付くみなかみ町の猿ケ京温泉は宿泊者増を狙い、さる年生まれ対象のお得なプランを用意。サルを祭る藤岡市や太田市の寺社は例年以上の人出を見込み、新年の参拝者を迎える準備を整える。ゆかりのスポットはたくさんある。災いがサル(去る)一年を願い、各地に足を運んでみるのも面白そうだ。
猿ケ京温泉では、旅館や民宿などでつくる猿ケ京温泉やど俱楽部(くらぶ)が町観光協会と連携し、さる年生まれの人を対象とした宿泊プランを用意する。旅館やホテル十数軒で宿泊料金の割引や料理の追加、土産品の贈呈などの特典が受けられる。
同温泉はさる年に加え、誕生60周年の記念すべき年明けを迎えた。60年にちなんで還暦の人限定のプランを予定する宿もある。町観光協会は「節目に合わせ、多くの人に足を運んでほしい」と期待を込める。
江戸時代の名工、左甚五郎(ひだりじんごろう)の作とされる木製の「お猿様」を寺宝として祭る光徳寺(藤岡市)は、10日に開く「厄除猿の大祭」に向け準備を進める。年末の29日には、張り子の猿に檀家(だんか)20人が「家内安全」「良縁成就」などの願い事を書いた札を手作業で貼り付けた。さる年の今年は例年の2倍の千体を用意。半分は各家庭に配り、残りは大祭で販売する。1体3千円。
昨年12月に本堂が再建され、大祭では竜の天井画もお披露目される。竹市文光住職は「これ以上縁起の良い年の始まりはない。地域住民の願いがかない、厄が猿(去る)、飛躍の一年となってほしい」と話す。
徳川氏ゆかりの世良田東照宮(太田市)の本殿北東にある「日枝社(ひえだしゃ)」には、東照宮を災厄から守る2体の木彫りの「神猿」がたたずむ。禰宜(ねぎ)の菊池貞寛さんが一昨年、門前にあった樹齢130年以上のスギを再利用し制作した。猿は鬼が苦手としているとされ、鬼門の方角に据えられている。
新年の参拝客用に、猿をあしらったお守りやお札、鈴などもそろえる。菊池さんは「さる年なので、この機会に本殿だけでなく日枝社にもお参りしてほしい」と呼び掛けている。

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