安全祈願、華やかに 宇都宮で消防出初め式

下野新聞
2016年1月7日

 宇都宮市消防本部と同市消防団による新春恒例の「消防出初め式」が6日、市中心部で行われ、一斉放水訓練や伝統芸の「はしご乗り」などが披露された。

 消防行政への理解を深め、防火防災意識の高揚を図るのが目的。宇都宮城址(じょうし)公園では消防団のポンプ車など8台による一斉放水訓練を実施。堀に向かって天高く水の架け橋が描かれると、集まった市民から歓声が上がった。

 分列行進には消防団や消防職員ら約1600人が参加。市消防音楽隊の演奏に合わせ、大通りを華々しく行進した。最後に、二荒山神社前の広場で宇都宮鳶木遣(とびきやり)保存会が伝統のはしご乗りを披露。「背亀」や「しゃちほこ」などの大技を次々に決め、会場を沸かせた。

 息子の一誠(いっせい)君(4)、佑誠(ゆうせい)君(3)と3年連続で観覧した同市中里町、主婦葛西美江(かさいよしえ)さんは「観覧はわが家の恒例行事。息子が自衛隊などの行進を見るのが大好きで、とても楽しんでいました」と笑顔で話していた。

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