威勢良く提灯もみ 野木神社
下野新聞
2016年12月4日
野木町野木の野木神社で3日夜、提灯(ちょうちん)同士を威勢良くぶつけ合う「提灯もみ」が行われた。
源頼朝(みなもとのよりとも)から同神社に献上された神馬で氏子地域を回る「七郷巡り」の際、出迎えの男衆が提灯を手にぶつかり合ったのが由来という。約800年前から伝わる伝統行事。
同日午後7時、5メートルほどの竹ざおに結ばれた提灯にロウソクがともされると、幻想的な雰囲気に。地元の小中学生たちが「ソーレ、ソーレ」と声をかけながら、相手の提灯の火を消そうと元気良くさおをぶつけ合った。
子どもが参加できると聞いて茨城県古河市静町5丁目から訪れた小学4年須田華帆(すだかほ)さん(10)は「竹ざおは重かったけど、みんなが頑張っていたので負けたくなかった」と笑顔を見せた。
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