五穀豊穣願い「梵天」空高く舞う 宇都宮・羽黒山神社でまつり
下野新聞
2016年11月24日
五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を願う梵天(ぼんてん)祭が23日、宇都宮市今里町で始まった。同市上河内地区内の自治会などから集まった11本の梵天が、勢いよく街道を練り歩いた。
同祭りは江戸時代から続く伝統行事。竹を継いだ約15メートルの竹ざおにカラフルな房を付けた梵天を、法被姿の若者たちが担いだ。担ぎ手の「ホイサ、ホイサ」という掛け声に合わせ、梵天が空高く振り上げられると見物客らは歓声を上げた。露店が並ぶ狭い通りをかき分けて進んだ梵天は、羽黒山神社に続く険しい参道を上り、奉納された。
カメラ3台を携え、祭りを撮影していた大田原市下石上、無職西谷善盛(にしたにぜんせい)さん(73)は「20年以上ぶりに来た。鮮やかな梵天は、とても迫力があった」と感動していた。
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