茨城県アンテナ店、リニューアル3年 観光気分で物販好調 コロナ禍、飲食は苦戦

茨城新聞
2021年10月26日

東京・銀座の茨城県アンテナショップ「IBARAKI sense(イバラキセンス)」は25日、リニューアルオープンから3周年を迎えた。新型コロナウイルスの影響による営業時間短縮のあおりを受け、飲食部門が苦戦している半面、物販部門は伸びを見せている。

同店は前身の「茨城マルシェ」を全面改修し、2018年10月25日にオープン。県産品のブランド化を図ろうと、厳選した商品を並べる。県による首都圏へのPRや商品のマーケティング調査を担う、東京における拠点の一つだ。

コロナ禍による休業などであおりを受け、全体の売り上げを見ると、20年度は1億8311万円で、前年より447万円減った。特にレストラン営業の縮小で飲食部門が打撃を受け、前年比2773万円減少した。一方で物販部門は前年比2325万円増となり、明暗が分かれた。

物販の売り上げはリニューアル1年目より2倍超増えている。メロンの知名度アップや、干し芋や納豆が健康ブームの後押しを受け売り上げを先導した。コロナ禍で外出自粛となる中、都心で観光気分を味わえるアンテナショップブームも追い風になったようだ。また集客イベントを控える代わりにメディア向けのPR企画にも力を入れ、広告効果を狙った。

今月19日には同店でオンラインイベントがあり、茨城県の魅力発信キャンペーン「体験王国いばらき」で「女王」に任命されたタレントのデヴィ夫人と、お笑いコンビ「フルーツポンチ」の村上健志さん=牛久市出身、「ジョイマン」が登場。「いばらきフラワーパーク」(石岡市)などを一行が訪れた動画を紹介し、茨城県産クリのスイーツを試食した。

コロナ感染者数の減少で経済活動の再開が見込まれ、県は徐々にレストランを通常営業に戻したい考えだ。県プロモーションチームの担当者は「コロナ禍で通常営業ができず、データは単純比較できない」とした上で、「物販はいい形で伸びている。アンコウや常陸牛、ブランド豚の常陸の輝きなど、いい食材がある。食の魅力を発信していきたい」と話した。

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