心地いい弾力と喉ごし  みかどセット 蕎麦処みかど(壬生)

下野新聞
2021年9月29日

 連日、駐車場がいっぱいになるそば店は、自家製スイーツも人気。どちらも楽しめるのが「みかどセット」(1300円)だ。そばと日替わりスイーツ、コーヒーか抹茶が付く。

 つやつやの長いそばを一口すすると、夏そばの爽やかな香りが広がった。細麺だが弾力があり、喉ごしが心地いい。かつおなどでだしを取った濃いめのつゆは、そばとの相性が抜群。互いに風味を引き立たせている。
 そばは全て自家栽培で、40アールの畑で夏ソバと秋ソバを作る。店主の田中益位(たなかますい)さん(71)は「収穫したら、すぐに製粉してそばを打つので新鮮です」と話す。つゆも手作りで、出来合いのものは使っていない。

 この日のスイーツは、カボスのレアチーズケーキ。カボスのやさしい酸味がチーズとよく合い、さっぱりとした味わい。そばの後でも、ぺろっと食べられる。

 スイーツは、田中さんの次女るりこさん(39)が中心になって作る。自家栽培の季節の果物を使うことが多く、「カボスも畑で採れた無農薬のもの」という。ケーキやプリンなど、毎日2種類ほど用意している。

 店は現在、緊急事態宣言を受け休業中。
 ■メモ 壬生町至宝1丁目5の10。午前11時半~午後2時(緊急事態宣言期間のため休業中)。日、月曜定休。(問)0282・82・2213。

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