「売り」は熱々とろとろ  (53)鉄板チーズナポリタン・サラダ付き

下野新聞
2021年6月2日

 常連の“鉄板メニュー”の一つで「熱々・とろとろチーズが売り」という、「鉄板チーズナポリタン・サラダ付き」(900円)を注文した。

 2代目、阿部朋彦(あべともひこ)さん(44)は「炒める時に効かせた黒こしょうが、チーズと合わせた時にアクセントとなります」と説明する。白ワインによる香り付けで仕上げる。

 JR氏家駅東口前の「軽食喫茶フェニックス」は、1970年にオープン。昨年50周年を迎えた。朋彦さんの父、行彦(ゆきひこ)さん(76)が立ち上げ、妻の愛子(あいこ)さん(71)と共に歴史を刻んできた。親子2代の軽食喫茶メニューから創作料理が気軽に楽しめる。

 宇都宮市内にあるホテルのフレンチレストランで、料理長も務めた朋彦さん。4年前から実家の店に戻り、メニューに新風を吹き込んでいる。

 洋風ランチセット(1400円)は、季節のサラダにポタージュ、小さなオードブル2種を基本に、3種類のメインから魚や肉料理などが選べる。このほか、旬のフルーツを使ったデザートなども好評という。

 新型コロナウイルス禍を考慮し、店の隣に持ち帰り専門スペースを設ける予定という。

 【メモ】さくら市氏家1854の24。午前11時~午後10時(ラストオーダー同9時半)、水曜定休。(問)028・682・9441。

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