出番待つ500本 干し大根づくり大詰め 那須

下野新聞
2015年12月6日

 初冬の風物詩、干し大根作りが那須町横岡の農業大平和子(おおひらかずこ)さん(56)方で、大詰めを迎えた。敷地内には約500本の大根のほか、柿がつるされ、軒下を彩っている。

 大根は11月下旬ごろ、収穫し洗った後、義母のキミ(93)さんが2本ずつわらでまとめ、干し始めた。青空に恵まれた5日は、ほどよく乾燥した大根を下ろす作業が始まった。一つ一つ丁寧にさおから下ろされた後、キミさんが細かな根を取り除いていった。

 今秋は暖かいと予想し、大根の種を1週間ほど遅くまき、干す時期をずらしたという。和子さんは「ことしの大根は形もよく、大ぶりで出来がいい」と手応えを感じていた。完成した干し大根は、たくあんにして、1月中旬ごろから同町の直売所で販売する。

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