色鉛筆で描いた 身近にある自然  佐野 安藤さんが新作原画展 

下野新聞
2020年5月14日

 【佐野】御神楽(みかぐら)町の「安藤勇寿(あんどうゆうじ)『少年の日』美術館」で12日、安藤さん(68)の新作原画展が始まった。

 安藤さんは、少年時代の日常風景を独特のタッチで描く色鉛筆画家。今回は「身近な自然」をテーマに、新作14点のほか、これまでの人気作品23点も展示している。

 代表作の一つが野山の紅葉を描いた200号の「命のはじまり」だ。添えられた解説文には「今一枚の紅葉が風に舞った。新しい命が押し出したのだ。新しい命のはじまりだ」とある。

 安藤さんは「新型コロナウイルスの問題も、自然のサイクルがどこかで狂い始めていることが原因かもしれない。大地の恵みを再認識する契機になれば」と話している。

 8月30日まで。入場料は大人800円、中高生500円、小学生300円、幼児100円。(問)同館0283・67・1080。

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