オープンした栃木レザーアンテナショップの内部

取引先革製品 一堂に 栃木レザー 世界認めるブランド発信 栃木駅前にアンテナ店 バッグ、財布、靴など

下野新聞
2020年3月3日

 皮革素材製造の栃木レザー(栃木市城内町2丁目、山本昌邦(やまもとまさくに)社長)は栃木駅前の栃木市河合町に「栃木レザーアンテナショップ」をオープンした。同社の革を使った各メーカーの「メード・イン・ジャパン」製品やクラフト用の革を販売する。市のブランド発信拠点として、新たな観光スポットにもなりそうだ。

 栃木レザーは、植物由来のタンニンを使って皮をなめす技術に特化した原皮から革を作る国内唯一のタンナー。「栃木レザー」のブランドは世界で認められ、革商品に付く品質保証タグは信頼の証しという。

 これまでタンナーとして牛、豚、ヤギ、ヒツジ、シカなど皮革素材の製造に専念していた。ただ工場には皮革関係者など数多くの訪問があり、ショールーム開設を求める声が強かった。

 革製品を作っていないにもかかわらず、一般消費者から製品購入の問い合わせが後を絶たず、地元の商工団体などからもショップ開設の要望が寄せられており、今回の開設に至った。

 アンテナショップは広さ約100平方メートル。各種バッグから財布など小物やベルト、靴、装飾品など取引先15社の革製品約1千点を展示販売する。

 同社は100社以上と取引しており、展示販売する商品は一定期間で入れ替えていく考えだ。

 一般では入手しづらいクラフト用の革や端革、栃木レザー専用補修クリームも販売する。東京五輪の体操競技で採用されたあん馬や警察の拳銃ケースも展示する。いずれも同社の皮が使用されている。

 さらに革見本や工場のなめし工程を映像で見られるようにした。

 今後、革クラフトのワークショップを開くほか、クラフト愛好家の作品コーナーも設ける方針。工場・アンテナショップ見学、ワークショップを組み合わせた東京からの栃木観光体験ツアーも受け入れていく。

 山本社長は「栃木レザーブランドとともに栃木市を発信し、栃木市観光の新たな顔になれるようにしたい」と話している。

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