新商品の「西行餅」

「西行桜」の草餅誕生 大田原 葉桜の緑をイメージ

下野新聞
2020年3月2日

 【大田原】佐良土の光丸山法輪寺にある市天然記念物、とちぎ名木百選のシダレザクラ「西行桜(さいぎょうざくら)」をイメージした草餅「西行餅」が1日、発売された。桜の歌人ともいわれる西行法師と那須地域とのゆかりに思いをはせてほしいと、市内の和菓子店主松井聖(まついたかし)さん(35)が市歴史民俗資料館の木村康夫(きむらやすお)館長(68)の協力を得て開発した。

 弓の名手那須与一(なすのよいち)に技を教えたと伝わるなど、那須地域には西行を巡る伝承が残る。「西行桜」は樹齢約800年とされ、高さは約12メートル。西行が奥州行脚の際に同寺を訪れ、若葉となった桜のはかなさを「盛りには などか若葉は今とても 心ひかるる糸桜かな」と詠んだと伝えられている。

 松井さんは葉桜の緑を草餅で表現し、那珂川の流れをイメージして表面に模様を付け、桜を一輪あしらった。中身には桜あんを使用している。「葉桜を名残惜しく眺めていた西行さんの思いを感じてもらえればうれしい」と話す。

 木村館長が監修した由緒書きを付け、紫塚2丁目の「和み菓子 えのわ」で扱っている。1個230円。1日限定30個で4月末まで販売。(問)同店0287・47・6667。

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