土浦三高生がスイーツ モンブラン、クレープ 和洋菓子店と共同開発

茨城新聞
2019年12月1日

県立土浦三高商業科(土浦市大岩田、鈴木拓夫校長)の3年生と和洋菓子店「高月堂」(同市桜町)が洋菓子を共同開発した。開発したのは「焼き芋モンブラン」と「わっくわくクレープ」の2品で、高月堂の店舗で販売されている。

同校の生徒は、「課題研究」の授業の一環として商品開発に取り組んだ。授業は4月からスタートし、商業科の25人が9グループに分かれ商品のアイデアを考えた。

提案されたアイデアから、高月堂の沢辺泰弘社長(64)が中心となり、商品化する案を選んだ。その後、試作品の試食や意見交換などを重ね、半年かけて商品化にこぎ着けた。

「焼き芋モンブラン」は、大山聖乃(さとの)さん(18)と小牧飛鳥さん(18)が考案した。スイートポテトを豆乳のクリームで包み、その上にペースト状のサツマイモをかけ、さらにスイートポテトをのせた一品。

こだわりは、土台をメレンゲにしたこと。通常のモンブランは土台がスポンジになっているが、大山さんが「それでは物足りない」と思い付いた。

さまざまなサツマイモの食感を楽しめるほか、素材の甘さも最大限に引き出されている。大山さんは「芋好きの人にぜひ食べてほしい」とPRする。1個400円(税込み)。

「わっくわくクレープ」は川俣諒真さん(18)と岸俊介さん(17)のアイデア。味はマロン、ストロベリー、ブルーベリーの3種類が用意されている。

「いろいろな味のクレープが食べたい」と考え、同商品を考えた。マロン味には刻んだクリ、ブルーベリー味には果実が丸ごとムースの中に入っており、ストロベリー味にはイチゴのムースが入っている。

冷凍することで中のムースがアイスのような食感に変化することが大きな特徴。川俣さんは「冷たくしても解凍してもおいしく食べられる」と味に太鼓判を押している。1個200円(税込み)。

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