出荷待つシクラメン 坂東総合高 12月1日一般販売

茨城新聞
2019年11月21日

県立坂東総合高校(坂東市逆井、大木直人校長)の生徒たちが丹精込めて育てたシクラメンが、出荷時期を迎えた。12月1日午前8時から午後3時まで、同校農場で市民らに一般販売する。

シクラメンは贈答用に用いられることが多く、同校では、猿島農芸高校時代を含め40年以上栽培している。今年は、校内の農場に設置された温室4棟で21品種40色、1200鉢以上の栽培に取り組んできた。温室内では赤やピンク、白のかれんな花が出荷を待っている。

栽培を指導した柳田悦男実習助手は「7月の日照不足で例年よりも少し開花が遅れ気味だが、12月1日ごろに開花のタイミングになるだろう」と笑顔を見せた。栽培を手掛けた生物資源系列2年の倉持亜彩さんは「初めてシクラメンを育てた。葉っぱを鉢の外に出すのが手間がかかり大変だった。つぼみもあるので長持ちさせてほしい」と話した。温度管理や水やりなどに気を付ければ5月のゴールデンウイークごろまで持つという。

一般販売では、特殊色品種のルチアミックスや高級品種のエルフィンマーブルなどが安価に買えるとあって人気が高く、例年、多くの人でにぎわっている。

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