被災地照らす再建の明かり あしかがフラワーパーク

下野新聞
2019年11月5日

 足利市迫間(はさま)町のあしかがフラワーパークで2日、イルミネーションイベント「フラワーファンタジー 光の花の庭2019」が開幕した。台風19号で園内は一時、深さ約1・8メートルまで冠水したが、県天然記念物の大フジもイルミネーションに飾られて美しい姿を取り戻した。

 毎日200人超の従業員や関係会社の社員らが復旧を急ぎ、この日を迎えた。発光ダイオード(LED)約450万球が飾られ、11月中旬には新たなイルミネーションも加わり約500万球となる予定。初日は前年を超える人出でにぎわった。

 早川公一郎(はやかわこういちろう)社長(38)は「どれだけ多くの人に支えられたか。感謝の思いを伝え、皆さんの心を照らしたい」と話した。自宅近くも被災したという佐野市吉水町、小学4年茂呂心愛(もろここあ)さん(9)は家族と訪れ「すごい。癒やされる」と目を見張っていた。

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