初秋に揺れる紅紫色 大田原 ミソハギ10万本が見頃

下野新聞
2019年8月28日

 大田原市中田原の「みそはぎロード」で紅紫色のミソハギ約10万本が見頃を迎えた。

 地域住民有志でつくる「みそはぎ会」(徳原弘美(とくはらひろみ)代表)が2007年、同所の巻川沿いに植栽した。一里塚橋から上深田橋までの両岸約560メートルに、上品な小ぶりの花が咲いている。

 ミソハギは「盆花」と呼ばれ、同会によると本来は8月中旬が見頃となる。今年は生育が遅れており、現在は八分咲き。来週には満開を迎え、9月中旬まで楽しめるという。同市金田北中の生徒らが道路脇に植えた、黄色やピンクのポーチュラカ(ハナスベリヒユ)も一緒に観賞できる。

 初秋を感じさせる風が吹き始めた27日は、市外から訪れた人が散策を楽しんでいた。徳原代表は「地域の皆さんや中学生が一体となって作ってきた景観をぜひ見てほしい」と話した。(問)徳原代表090・8983・8563。