地域住民が丹精 スイレン見頃に  宇都宮・猿沢の池

下野新聞
2019年6月12日

 宇都宮市今里町の「猿沢の池」で、地域住民が育てるスイレンが見頃を迎えた。梅雨の晴れ間となった11日、ピンクと赤色の花が水面を彩った。

 猿沢の池は東北道上河内サービスエリアにつながる県道「上河内スマートインター線」沿いにある。住民が休耕田を活用して2003年に整備した。約500平方メートルの池一面にスイレンが広がっている。今年は例年並みの5月下旬に咲きだし、全体の8割ほどが花を開かせている。6月いっぱい楽しめるという。

 池を管理する「今里水と緑を守るみんなの会」の手塚章夫(てつかあきお)会長(76)は「里山の池でゆっくりと花を楽しんでほしい」と話した。