滝の風 薄紫涼しげ トウゴクミツバツツジ 日光で見頃

下野新聞
2019年6月5日

 奥日光の名瀑・竜頭の滝周辺のトウゴクミツバツツジが見頃を迎えている。観瀑台のある標高1300メートルの茶屋「龍頭(りゅうず)之茶屋」は、4日正午すぎで気温18度。観光客は、日本庭園のような滝つぼからの涼風に揺れる薄紫色の花に見入っていた。

 滝は全長210メートル、高低差60メートル。両岸の水面近くで咲く花を横目に見ながら上流部まで行くと、中禅寺湖に滑り落ちていくような滝の姿が見られる。

 ハイキングに来ていた茨城県境町、自営業中久喜正宏(なかくきまさひろ)さん(72)は「今日は暑いので涼しい奥日光に来ました。花もきれいだし、この時季は最高ですね」と満足そうだった。

 茶屋によると、今週いっぱいは楽しめるという。