絶景楽しみ心地よく汗 那須連山縦走フェス

下野新聞
2019年6月4日

 【那須】初夏の那須連山で健脚を競う「第10回那須連山縦走フェスティバル」が1日、湯本の那須ロープウェイと大島の那須ゴンドラを発着点に開かれ、県内外から参加した約340人が汗を流しながら歩を進めた。

 観光関係者でつくる同フェスティバル実行委員会が主催。那須の山に親しんでもらおうと2014年に始め、翌年から年2回開いている。

 コースはロープウェイから那須岳(茶臼岳、1915メートル)、朝日岳(1896メートル)、三本槍岳(1917メートル)をたどりゴンドラで下山するなど約8キロ。安全のため分岐点に那須山岳救助隊など10人を配置した。

 晴天の下、参加者は時折顔を上げて景色を眺めながらも慎重に岩場を登っていた。「峰の茶屋」で休憩していた埼玉県行田市、会社員吉田恵美(よしだえみ)さん(39)は「まだ体力に余裕がある。晴れて景色がとてもきれい」と話していた。